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タネーリ・ルーダ氏
トムソン・ロイター Tax & Accounting事業
Senior Vice President and Managing Director, 国際貿易管理ソリューション
FTA活用で “Leave no money on the table”
利用可能なすべてのFTAを最大限に活用できておらず、関税を払いすぎて何百万ドルも損失
Taneli Ruda, SVP and Managing Director Global Trade Management
お客様からの相談で最も多いのが、グローバル貿易管理のワークフローに手作業が多いということです。最近行った調査では、調査対象企業の3分の2が、利用可能なすべてのFTAを最大限に活用できておらず、関税を払いすぎて何百万ドルも損失していることがわかりました。
このようなFTAの活用不足は、FTAの存在を知らなかったというよりも、FTAを遵守することがいかに複雑かという問題です。多くの企業は、複雑なプロセスや、規制に準拠していない場合の罰則を恐れて、FTAプログラムを実施しないことを選択しています。
自由貿易協定を最大限に活用するために最も重要なことは、サプライチェーン構造を設計する際に、FTAの利用可能性を基準として実際に利用することでしょう。
つまり、どの国に製造拠点を置くか、どのサプライヤーを使うか、どの国にサプライヤーを置くか、これらすべてをFTAの利用可能性に基づいて考慮することで、自由貿易協定を最大限に活用することができるのです。
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EPA/FTA(自由貿易協定)の分析は、膨大な労力とデータが必要です。今こそデジタル化を推進し、将来に備えるべき時です。
世界中の企業がサプライチェーンの多様化に取り組んでいますが、関税戦略の最適化や見直しに苦慮しています。RCEPのような新たなEPA/FTAが発効するたびに、関税の最適化はより複雑になり、コスト削減の機会を見極めることが困難になっています。
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