世界の金融サービス業界と重要性を増すESG

世界の金融サービス業界がESGへの取り組みを日常業務として取り入れつつある中、ESG問題の重要性と、それらの金融機関に対する影響が増しています。

近年、多くの産業が各国政府による気候変動対策の影響を受けており、2021年はその影響が顕著にみられました。国連が最近発表した科学報告書では、来るべき大災害を回避する上で「もはや国家や組織には限られた選択肢しか残されていない」と強調しており、国連事務総長はこの報告書を人類にとっての『厳戒警報』と呼んでいます。

金融サービスが重要な役割を担っているのは明らかです。銀行をはじめとする金融サービス企業は、多くの産業に資本を提供し、個人の財産を投資する手段となり、化石燃料主導の経済から再生可能エネルギー主導の経済への転換に深く関わっています。

金融機関では気候変動への対応に加え、組織内における社会的正義や多様性・公平性・包括性(DEI)への取り組みも求められており、その要求や圧力は増す一方です。

世界の金融機関とESGを取り巻く現状の詳細については、トムソン・ロイター レギュラトリー・インテリジェンス(TRRI)のレポート、「ESG:金融機関における緊急課題」をご覧ください。

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